新入社員オリエンテーション① 「プレコンディション」 |
まず、先月から入社が決まった人を中心に、7名の新人が参加した。
第1日目は「プレコンディション」と題して、
成功院長になるための前提条件について勉強してもらった。
我々も、数年間は治療技術が大切であると考え、
新人には、治療の仕方から教えていた。
しかし、いくら治療を教えても、
患者様から、中々支持してもらえない人が出るという悲しい状況も続いた。
これは、本人の努力が足りないのではなく、
教える側に問題があるのだと後で気付いた。
当時、去って行った人たちには、
本当に申し訳ないことをしてしまったと反省している。
まず治療を教える前に、
「何のために仕事をするのか」という意味を、
自分で気付いてもらうことが大切なのに、それをしていなかった。
そのことに気付いて、年々教育方針を変えていった。
まず、「プロ」として人様から治療費という「お金」をいただける治療家とは何なのか?
それを、知る必要がある。
そこで、故目黒章布先生の「治療院経営Q&A」にある、
「盛業治療院の条件」と「失格院長二十ヵ条」を対比させて、
成功のパターンを分析してもらった。
そして、成功原則「7つの習慣」の「成長の連続体」を基に、
違う角度から、それを検証してもらった。
そうすることで、初めて「セルフマネジメント」の重要性を自ら認識してくれる。
手間はかかるが、これを知識として修得した人は、成長のスピードが全く違う。
自ら主体的に、自分の時間を使って「セルフマネジメント」を実践していけば、
早い段階で、「治療力」に加えて「院長力」を身につけることができる。
まだ、我々の指導力の精度を高める必要はあるが、
魔法のように、パッとうまくいく教育方法は、存在しないと痛感している。
繰り返し、繰り返し教育を実践していくしか方法はない。
明日2日目は、患者満足度の実践「Q.S.C+Ⅴ」について勉強する。
今晩も、つらいがノンアルコールで準備する。