「島田紳助」の研究② |
その際、勉強の材料として使用したのが、
紳助さんがNSC(吉本総合芸能学院)で、
お笑い芸人を目指す若者たちに行なった特別授業のDVD「紳竜の研究」である。
これを見れば、氏がなぜ成功したかがよくわかる。
そこでの話は、そのまま治療の世界に置き換えても十分参考になる。
たった6,090円だが、下手なセミナーよりはかなり勉強になるのでお勧めである。
漫才師を目指した紳助さんは、
売れている先輩芸人の漫才をすべてノートに書きとめて、
お客がどこで笑い、どこで引くのか、笑いのパターンを徹底的に分析して、
成功する漫才のネタを作ったそうである。
具体的には、売れている芸人の「間」は、
1分間にどれぐらいあるのかをカウントしたそうである。
すごい分析力である。
これは完全な作業分析手法であり、エンジニアリングの技術である。
治療においても、売れている治療家の話し方に注目したい。
売れていない治療家の話し方は、
大抵ダラダラと話しが続き、結論が最後に来る。
だから、話しの途中は何を言いたいのかわからない場合が多い。
患者さんの表情「もーいいよ。わかったよ。」といった感じである。
売れている治療家は、目の前の患者さんの反応を見ながら、
わかりやすく一文を区切って話している。
しかも、真に相手のことを考えた話しをしている。
DVDでの紳助さんの話を聞くと、
一言一言が短く、非常にわかりやすい。
しかも、聞き手に映像が見えるように表現している。
そのポイントもDVDで話してくれているので、是非参考にしたいただきたい。
結局は、
自分が何をどのようにやりたいかではなく、
相手の「心」が、どのように感じるかある。
それをこのDVDでは、紳助さんがわかりやすく解説してくれる。
また、競争激しい世界で、勝つための取り組みを惜しげもなく披露してくれている。
そのエッセンスを、少しでも日々の取り組みに応用すれば、
必ず、今より患者様から支持されるだろう。
紳助さんが講義の最後に、「夢」いついて語るシーンは本当に感動ものである。