付加価値の目安 |
利用者のニーズであるサービス内容をいかに提供するかが課題である。
10分単位で考えた場合、ヘアカットなら「自分の望むヘアスタイルになる」であり、
お掃除なら、10分間で清掃できるエリアが「きれいになる」である。
だから10分単位というのは「安売り」ではなく「切り売り」の最小単位である。
利用者が10分単位で、期待するサービスが享受できれば、
さらに10分単位でサービスを追加オーダーするし、また次回もリピートしてくれる。
逆に最初の10分で満足が得られなければ、追加オーダーもリピートも期待できない。
顧客はひとつ食べてみてまずい物を、もうひとつ食べようとは思わない。
だから治療においても、10分間の内容で基準レベルの判断ができる。
治療において、前半の10分間が不満なのもだったら、
後半は大抵期待できない。
いや100%ダメかもしれない。
だから、治療やマッサージの良し悪しは、
全てを受けなくても、5分もあれば判断できるのではないだろうか。
私も、色々なところで治療やマッサージを利用するが、
最初の10分間で不満を感じたら、
残りの時間は、次第に不満が増幅していき、
怒りに変わっていくだけの場合がほとんどである。
そんな時は、すぐに切り上げて帰ればいいのだが、
それができないところが情けない。
では、一般的に利用者が
治療業に対して望む付加価値とは何か?
次回考えてみたい。