整骨院OB会 |
福岡の整骨院のOB会に出席した。
院長先生ご夫妻を囲んでの宴席が設けられた。
このように整骨院のインターン出身者が、
開業後も集うというのは、今では珍しいのではないだろうか。
退職後は、院長と二度と顔も合わせたくないという話しもよく聞く。
はやり、院長がよほどの人格者でなければ
OB会などは発足しないのであろう。
参加されていた先生方も大半は、
開業歴15年~20年以上の先輩方である。
皆さん競争激しい中で、安定した経営をされている。
もちろん治療形態や営業方針は様々であるが、
コミュニケーションの達人であることは先輩方に共通している。
私も、初心に帰って先輩方から色々とアドバイスをいただいた。
私がインターンであった当時は、
「どんな治療をすれば、患者さんが来るのだろう?」と、
院長や先輩方のやっている治療法や手ばかりを見ていた。
しかし実際に自分が開業して10年以上が経ち、
重要だと感じるのは、
「どんな治療をするか」ではなく、
「どのように治療するか」ということだと気がついた。
いわゆる人とのコミュニケーション能力である。
それは単に患者さんに接している時だけではない。
目下の者に接する態度や、外部の業者さんに対する態度も同様である。
先輩方の立ち振る舞いや、
経営に対する姿勢にこそ学ぶべき点がある。
私がインターンとして、
ごく当たり前に正しい経営を学ばせてもらったことは、
本当に幸いであり、改めて恩師である院長に感謝の念が湧いてくる。
2次会では私が直接ご指導いただいた先輩から、
行きつけの居酒屋でごちそうしていただいた。
話しは盛り上がり、夜の二時を回ったが、
翌朝日曜日は7時から
患者さんのテーピングが控えているということだった。