時間短縮プロジェクト |
最後に総括として
新入社員から意見や質問、提言などをしてもらった。
その時、新入社員のM君から「労働時間が長い」という提言が出た。
確かに、業務終了時間は少しずつ遅くなる傾向がある。
また、当院も以前に比べて妻帯者の社員も増え、
家庭で過ごす時間も重要になっている。
私も、時間管理の教育をしてきたつもりだが、
ここ数年、業務時間の改善は進んでいない。
だが、今回のM君の提言で、最も「ハッ」とさせられたのは、
「今後、タオに良い人財が定着するために・・」という一言だった。
たぶんM君も、勇気を出して発言したに違いない。
なによりも全体のことを考えて提言してくれたことがうれしかった。
そこで、早速4月より業務時間短縮のための取り組みとして、
「時短プロジェクト」をやることを決めた。
具体的には、週40時間の労働時間で、
目標とする来患数・売上げと適正利益を確保しようという試みである。
まず、昼休みを13時から12時とし、一時間短縮する。
また、各個人においては
週40時間を「治療35時間」「付随業務5時間」と決め、
各自で行動計画を立ててもらうことにした。
全体の収益悪化という怖さも正直あるが、
会社として労働環境の改善を先行させなければ、
院にも、働く人にも明るい未来はない。
ここはひとつ勇気を持って、
皆と共にプロジェクトを成功させていこうと思う。
「時間管理」に関して何の準備もなければ無謀ではあるが、
成功院長のスキルとして「タイムマネジメント」には、
ここ数年取り組んできた。
今回が、その成果を実践する機会なのかもしれない。
「利益のピラミッド経営法」に取り組みだした8年前は、
簡単な計画表すら書くことが難しかったが、
今ではアルバイトスタッフまでもが、
時間管理手帳(フランクリン)を持つようになってきた。
彼らならきっと成功させてくれるだろう。
皆の活躍に期待したい。